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ベトナム人と働く上でのマナー

在日ベトナム人はここ十数年で急激に増加しており、2023年1時点で中国に続き2番目に在日人数が多くなりました。また、ベトナムへの日系企業の進出とともに、現地日系企業で働くベトナム人も増えてきています。


そこで、この記事ではベトナム人と働くうえで知っておかなければならいマナーを解説します。ベトナム人スタッフと友好な関係が築けるよう、ぜひ最後まで読んでください。


1.タブー
・年長者に失礼な発言・行動をする
・人前でしかる
・人を指で指す

1-1.年長者に失礼な発言・行動をする


ベトナムは儒教の影響で年長者を敬う態度が日本よりも徹底しています。年功序列の意識を強く持っているため、年長者とコミュニケーションをとる際には注意が必要です。


たとえ部下であったとしても、その人が年上だった場合は、敬意をしっかりと持ったうえで接する必要があります。


1-2.人前でしかる


ベトナム人を他の人がいる前でしかったり、間違いを指摘することは避けたほうがいいです。日本でも同じですが、他の人の前でしかられると、彼らの自尊心が大きく傷つきます。


もし注意なければいけないことがある場合は、だれもいない別室に呼び出して、優しい態度でかつ、解決策を提示した上で指摘するのがいいでしょう。


1-3.人を指で指す


これは日本でもそうですが、ベトナムでも人を指で指すことはよくないことだとされています。


2.仕事観・価値観
・暗黙の了解は通用しない
・仕事より家族を優先する
・時間に対してはルーズ
・残業は基本やらない

2-1.暗黙の了解は通用しない


日本は「高(ハイ)・コンテクスト文化」と言われ、文化・背景・知識・価値観などの共通認識を持った状態で会話を進めます。そのため、具体的で直接的な表現を避け、曖昧な言い回しを使うことも多いです。


それに対してベトナムは「低(ロー)・コンテクスト文化」で、会話時に日本人のような共通認識を持つことは少なく、1から10まで具体的に伝えたほうがいいことがあります。


ベトナム人にとって「わかりやすい」伝え方ができれば、日本人よりもいいパフォーマンスでアウトプットを出してくれることも多々あります。


2-2.仕事より家族を優先する


日本人は、プライベートよりも仕事に比重を置く方が多いですが、ベトナムではそうではありません。

家族が日常生活の中でも重要な立ち位置に置かれています。

緊急な仕事や他のスタッフにとって代われない仕事がある場合は、事前にコンセンサスをとっておく必要があります。


2-3.時間に対してはルーズ


日本人は待ち合わせに5分でも遅れる場合は、遅れる旨と謝罪を事前に連絡します。

しかしベトナム人に限らず、多くの国の人は時間にルーズなので、指定した時間に間に合うことは少ないです。


日系のお客様と関りをもつ際には、しっかりと日本人の時間に対する考え方を伝える必要があります。


2-4.残業は基本やらない


​ベトナム人は、日本人と比べて家族やプライベートを優先する傾向にあるため、残業は基本的にしません。業務時間内で仕事が終わるようにマネジメントをしてあげる必要があります。


3.まとめ

日本人とベトナム人は、生まれてきた環境や、教育制度に違いはあれど、広義にとらえると、非常に似た感覚を持っています。

仕事の面では、「できた」ことにフォーカスをあて、褒めることを続けていると積極的に仕事に取り組んでくれます。また、趣味や家族、休日の過ごし方など仕事に関係ない話題についてたくさん話すと喜ばれるでしょう。

一緒に働くベトナム人と仲良くなるためにも、ぜひこれらを実践してみてください。また、仲良くなったらどんな行動でベトナム人が喜ぶのか、直接聞いてみるのもいいかもしれません。

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